セラミックスの基礎知識

マシナブルセラミックス(快削性セラミックス)

マシナブルセラミックスの特徴・物性・用途などについて

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工作機械で加工しやすい快削性のセラミックス

マシナブルセラミックス画像
  • 一般呼称マシナブルセラミックス 快削性セラミックス
  • 英呼称Machinable Ceramics
  • 構造※材料に含まれる雲母等の劈開により、快削性があらわれる。
  • 備考※マイカセラミックスとも呼ばれる。

 

マシナブルセラミックス(シェイパルMソフト®)の物性値

シェイパルMソフト® Shapal M Soft (AlN・BN

シェイパル画像

特徴チッ化アルミ(AlN)とチッ化ホウ素(BN)の複合体。BNのへき開性が快削性をもたらす。 熱伝導性が高い事が特徴。低価格。

低熱膨張性、真空特性、電気絶縁性、低い誘電率・誘電損失、高強度である。

真空部品、放熱・絶縁を要する部品、低熱膨張を要する冶具、ヒートシンクetc。

 

  単位 物性値

一般物性

かさ比重 g/cm3 2.90

機械的性質

曲げ強さ MPa 300
圧縮強さ MPa 1200
ヤング率 MPa 19 × 105
ビッカーズ硬度 HV 390

電気的性質

体積抵抗率 Ω・cm 1012
絶縁破壊電圧 kV/mm 40
誘電率 ε(1MHz) 7.1
誘電正接 tanσ 0.001

熱的性質

最高使用温度 1000(酸化中)/1900(非酸化)
熱膨張係数 ×10-6/℃ 4.4
熱伝導率 W/m•k 90


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